奇跡の4年間

query_builder 2025/04/19

主宰しております私・澤崎一幸は1968(昭和43)年10月生まれですが、一浪したので1988(昭和63)年に大学に入り、1992(平成4)年に卒業しています。

実はこの4年間は、日本の内外にとってものすごい変動期だったんです。


入学して早々、中日ドラゴンズが首位をぶっちぎりで走り、夏には地元岐阜県の高校野球で珍しく地元西濃地方の高校が甲子園へ。変な年だなーと思ってたら、こんな程度で終わりませんでした。

そう、昭和天皇が秋に重体になったのです。翌年1月7日に亡くなりました。


その1989年もこれでは終わりませんでした。

そう、秋のベルリンの壁崩壊です。

直前の夏に東欧でいろいろあったものの、

土曜の朝に起きたらいきなりベルリンの壁崩壊が報じられていてびっくりしました。

ちなみにまだ土曜授業があった時代、1限がたまたまドイツ語でしたが、教授は一言も触れませんでした。きっと朝のニュースをチェックしてなかったのでしょうね。


これをきっかけに西ドイツと東ドイツは急速に統一の道を歩み、

翌1990年、統一が実現します。

歩調を合わせるように、東欧もソ連もどんどん変わってゆきます。


そして1991年夏、ソ連国内でクーデターが企てられたものの失敗し、

これがきっかけで、もうすぐ私の卒業という同年12月、ついにソ連も崩壊しました。


私たちは高校までは、昭和時代で東西冷戦という中で育ってきました。

いくら、高校や大学時代に既存の概念を疑うことが大切といわれているとはいえ、

リアルにこれだけ物事がひっくり返った時期はそうそうないでしょう。

いえ、1945年の日本の敗戦前後に生きた人々にはかないませんが。


やっぱり既存の常識を鵜呑みにしてはいけないな、と改めて思った4年間でした。

私たちは教員養成系教育学部の中で、教員養成を目指さないところ(いわゆるゼロ免)の

一期生でしたからなおさらです。

ちなみにこのゼロ免は2004年に、ついに学部に昇格し教員養成目的から転換するという、

たいへんな下克上を果たしました。


どうしてこんな話をしたのかというと、

あす20日がその一期生の合格記念日(2次募集ではなく新設に伴う遅い入試です)なのと、

1999年のきょう4月19日、ドイツの首都がボンからベルリンに移ったからです。

これからも、鵜呑みにしない人生を生きてゆきたく思っています。

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